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市立魔法専門学校

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 『もっと、姉、ちゃんとしようよっ!』の体験版のプレイ終了。『つよきす2学期』で掴まされ、扱き下ろした僕ですが、体験版の評判が高いので物は試しということで触ってみました。
 感想としては、まあまあといったところです。作品の要ともいえるキャラクターがやや弱いところがアレですが、本編はこの十倍のボリュームだそうなので、以降で補う感じでしょう。

 問題はシナリオで勝負するのか否かというところ。タカヒロさんが描いた『姉しよ』は、こういってはなんですがシナリオは大したこと無いと思います。ただ、姉をはじめとしたキャラ構築が上手く、多くのキャラでわいわいやっている日常シーンが光っていました。この点について『もっしょ(公式略称らしい)』は結構いい線いっていると感じます。
 しかし、『もっしょ』はこれに加え「家族」を描こうとしているんですよね。タカヒロさんの『姉しよ』は「家族」を真摯に捉えようという気はさらさら無く、あくまで「姉と弟の(性的)関係」が中心でした(僕もそれを期待して買っていた)。二人の関係だけで簡単に終わらせられたんですね。登場人物もほぼ主人公と姉だけで済みました。
 しかし、父親がメインキャストに入り、多数のサブキャラを共通ルートから登場させるあたり、『もっしょ』の人物相関図はかなり複雑なものになるはずです。そこに横たわる問題(いくつかは体験版で伏線張ってますね)を解くと同時に姉との恋愛を進行させるのが恐らく『もっしょ』という作品なのでしょう。
 「姉と弟」だけでない「家族」を描くとなれば、この大勢のキャラクターを緻密に動かしていく必要があります。同時に、ヒロインが沢山いる分、乗り越えなくてはならない壁も多数用意しなくてはならない訳で、そういった「家族」でいることで乗り越えるヤマを上手く作れるかどうかが鍵となりそうです。これで個別ルートが「君と僕」だけで済むようなら、何やらよく解からないゲームになってしまいますからね。

 『姉しよ』シリーズとして看板を掲げながら完全新作としたのは、上手いというか狡猾というか、そんな感じです。
 僕は『つよきす2学期』の悪評でネームバリューは使い切ったと思っていたのですが、なるほど、悪い意味でも注目を集めると言うのは、まったく注目されないよりもずっといいのかもしれません。だって、もしこれが『姉しよ』シリーズでなければ、名前を冠していなければ、『メカミミ』のように埋もれますから。で、注目を受けた中での体験版ではそこそこの評判を得て、ある程度以上のセールスも見込めるようになったことでしょう。もちろん、これで本編がグダグダならば今度こそCandySoftは厳しい立場になるでしょうが、少なくとも今回は勝負ができるようにはなった訳で。
 完全新作を謳いながら、BGMの使い回しはともかく、テキストのセンテンスに『姉しよ』の残滓を感じるのが不安ではありますが、「姉しよ」の名前を使う以上、やっぱり良作にして欲しいものです。

 「家族の中の姉と僕」

 これをやりきれば、“きゃんでぃそふと”の呪縛は解かれ“CandySoft”として改めてスタートを切れるのではないかと思います。
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