市立魔法専門学校

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 事情があったとはいえ、二日もお休みしてしまいました。ただでさえ活動期間が短いブログ(予定です)なので、休みは極力少なくしたかったんですけどね。

 今日は16日。もう8月も半分終わっちゃったんだなぁと、鮮度が落ちてトマトみたいな味と食感になった西瓜を食べて思うわけですが、よくよく考えるとこの半月、殆ど休みだったのにも拘らず、クリアできたエロゲは『紅殻町博物誌』『死神の接吻は別離の味』のたった2本。感想も書いていません。

 ということで今日は、「レビュアー・魔法使いとして活動したいけど、批評空間に投稿するようなちゃんとした感想を書く気が起こらないという理由により、普段よりも更にちゃんとしていない感想をこのエントリで書いてみよう」という趣旨で進めていきたいと思います。…読者様にはいつもご迷惑をお掛けします。


紅殻町博物誌(raiL-soft)

 ブランドの前作『霞外籠逗留記』のライターであり、噂によると『神樹の館』のサブライターだったらしい希(まれに)さんの新作。前作と同じく、幻想文学というか和風ファンタジーというか御伽噺というか、とにかくエロゲ界においてはマイナー路線間違いなしの作品です。こういう企画が通るraiL-softって素敵な会社だなあと思いますが、Liar-Softの系列と知ると妙に納得できますね。

 内容について、まずシナリオですが、これについては面白いのですが、僕的には『霞外籠逗留記』の方が一枚も二枚も上回っていたと感じています。ただ、作品の構成からいっても、今作の物語は「珍奇物品が主でヒロインが副」という感じだったので、あくまで一人の女を描いた前作には“濃さ”で敵うはずもなく、『紅殻町博物誌』はまた違った味があるとも思っています。
 譬えるなら、『霞外籠逗留記』は深みのある日本酒。今作は喉越しがよく爽やかなビール。どちらも違った美味しさがありますし、飲み方が違えば、好みもあります。どっちも好きだけれど、どちらかといえば僕は日本酒が好きで、美味しいと感じる体調だったのでしょう。
 テキストについては希さんを知る人には「相変わらず」で伝わり、知らない人には「つ体験版」としか書き様の無い独特の文章が、今回も僕を酔わせてくれました。ただ、やや角が取れたのか、前作よりもまろみが感じられ、読みやすくなった印象があります。会話の内容も大分フランクになっているので、とっつきやすくなったと思います。

 グラフィックは凄味の効いていた前作よりも少しマイルドになっていますが、路線は変わらず萌え系から外れた雰囲気が溢れでているもので、この世界観によく合っていますね。松実さんの和装の曲線美は実に見事です。
 他、音楽や音声、システムデザイン等も調和が取れていて、紅殻町を作り上げていました。

 ブランドの前作『霞外籠逗留記』もその他のLiar作品もそうなんですが、この会社(姉妹ブランド含めて)は本当に雰囲気作りが業界屈指だと思います。そして、その世界がホントに独特なんですよね。素晴らしいのは、そういう世界を作るための努力と工夫を怠っていないところ。
 『紅殻町博物誌』もそうですが、テキストや音楽がきちんと目指すべき方向に向いていて、一つの世界を作り上げています。外注が当たり前で、また、どこかでみたような作品が溢れる業界において、これは特筆すべきものだと思います。きっと、ディレクターやプロデューサーといった、会社の上役がしっかりしてるんだろうなぁ…。

 ともかく、ちょっと…いや、かなり変わったエロゲをプレイしてみたい方にお薦めしたい、秘蔵の一本『紅殻町博物誌』。まずは体験版で試飲してみてください。好みが合えば、きっと良い酔い方ができますよ。


※明日は『死神の接吻は別離の味』を書く予定です
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