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市立魔法専門学校

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 今日は昨日お伝えしていた通り、『死神の接吻は別離の味』の適当な感想を書きたいと思います。こういう気兼ねない感想を書けるというのは、ブログをやって良かったと思えることの一つですね。


死神の接吻は別離の味

 『Clover Heart's』などを世に送り出したAlcotの姉妹ブランド、ALcotCitrusの第一弾ソフトである今作『死神の接吻は別離の味』はいわゆるミドルプライスで、シナリオ・グラフィックなどをフルプライスのそれに比較するとやや規模の小さい作品といえるでしょう。
 ただ、小さいながらも纏まりはよく、「死」という重いテーマを扱いつつもどこか楽しい、不思議な雰囲気を持つゲームでした。

 シナリオを担当するのは『うちの妹の場合』『幼なじみな彼女』『BackStage』などで好評を得ているおるごぅるさん。僕はこの方の作品をプレイするのは初めてでしたが、読みやすく面白味のあるテキストで、会話によってキャラクター性を構築してゆくのが上手いと感じました。
 キャラクターが活きてくればそれに付随するように“萌”芽してきますし、エッチシーンも丁寧に描写されているので、なるほど人気のあるライターさんだなと感じます。

 ただ、ミドルプライスによる制限があったのかなかったのか…。どうにも、シナリオは消化不良。
 今作はテーマが重いだけにシナリオも基本的にはシリアス路線で、物語が終盤に近づくにつれ、その傾向は強くなります。主人公も、ヒロインも、サブキャラクターも、真面目。
 だからこそ、「転結」に物足りなさを感じてしまいます。決して物語が不真面目という訳ではないのですが、どうしても簡単に片付いてしまった感が拭えなくて…。

 けれども、僕の師匠筋である七月の魚さんの意見の通り(勝手に師匠にして&引用してすいません)、このゲームはミドルプライスであるが故の規模の小ささが、萌えゲーとそこそこのシナリオゲーの両立を成立させていたのだとも思います。
 思いの他“濃い”エロも含め、そういう意味では、規模を考慮した上でバランスを取った作品であったのかもしれません。

 僕としては、このテキストを読んだ限りでは、フルプライス作品であってもきっといい作品が出来上がったような気もするんですけどね。
 ただ、この辺りのことはおるごぅるさんの諸事情を中途半端に知った(ブログを読んだだけの)僕の勝手な想像の域を出ないわけですし、何より『死神の接吻は別離の味』はこのままでも十分その価格に見合った作品だと思います。
 絵はとっても綺麗だし、音楽が優しいし、「Le baiser de l'ange-天使のくちづけ-」はとってもいい曲だし。

 …問題は発売から三ヶ月経ったにも拘らず中古価格がさっぱり下がらず、フルプライスの新作と値段がそう変わらないために、ミドルプライスと感じにくいことでしょうか。でもまあ、これはこの作品の人気度を映しているようなものなので、気になる人は早めに手に入れておくのが良いかもしれませんね。
 少なくとも僕は『BackStage』をプレイしてみようかなと思える出来でした。

(↓ネタバレあります)






 ちなみに僕は琥珀ルートの最後を最期と解釈しています。物語としても、残される家族やほのかのことを考えても、悲しい結末だけれど。
 『死神の接吻は別離の味』の略称である「しにきす」が「死に帰す」なのかは、わかりませんが。
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