市立魔法専門学校

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 さて、今僕は誰もが羨む夏休み真っ盛りなのだけれど、昨年度は会社員として働きながら一人暮らしをしていたのだから、どうにもこの連日実家で日がな一日過すというのに違和感がある。リーマン時代はそこそこに忙しかったし、現在の学校に入ってからもそう。
 という訳で、どうにも時間を持て余してしまっているので、今日は僕の魔法学校入学のいきさつについてお話したいと思う。


 あれは確か、昨年の9月頃だったと思う。
 その日、僕は仕事で家を空けている間に突っ込まれた不在通知について郵便局へ連絡し、再配達のお願いをした。それは、夕食もとうに食べ終わった8時過ぎに届けられ、書留にサインをした僕は、配達人を見送ったその場で封筒を開封した。
 入っている幾つかの書類のうち、最初に手にとった中身は、詳しくは忘れてしまったのだけれど、確かこんな感じの紙だったと思う。
 

○○ ○○様

 この書状は満25歳以上の童貞・処女の方々にのみ、郵送されています。
 以上の条件を満たした方は魔法学校の入学資格を得ていますので、つきましては、別添の学校案内パンフレットを熟読の上、ご入学されるかご辞退されるかの意思を、別添の葉書にてご返信していただきますようお願いします。

○○市立魔法専門学校 校長:○○ ○○



 まったく、悪い冗談だとしか思えない。悪戯にしては性質が悪いし、偶然だろうけど僕の性事情に沿っているのにも腹が立つ。
 恐らく手の込んだ風俗かアダルトビデオのDMだろうと思ったのだけれど、それにしたって書留というのもおかしな話だ。まあ、もしこれがそういうエロ系のそれだとしても、用心深い僕は絶対に騙されたり何かを購入したりはしない。よって、とりあえず、恐らくエッチなものが載っているだろうパンフレットを見てから捨てようと、その少し大き目の封筒を覗くことにした。

 …今から考えると、このスケベ心がいけなかった。
 そのせいで、僕は魔法使いを目指すことを余儀なくされるのだから。
(つづく)
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック URL
http://princesswaloz.blog62.fc2.com/tb.php/7-5365e4c1
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
トラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。